先日、久しぶりにフードファイターのジャイアント白田くんとメシを食いにいったんです。
彼と会うたんびにいつも思うねんけど、やっぱり「デカい」。
身体のパーツがね、なんでもデッカイねん。
身長なんぼあんのか聞いたことあったけど、忘れた。
2メートルはなかったハズやけど。ちゃうかな?
メシ食いながらアホな話もしてたら、ほどほどに酒もまわってきてね。
なんや面白いゲームでもしよか、となってね。
どんないきさつでそうなったのか忘れたけど、じゃんけんコンパチ(デコピン)でもしよか、と。
ん〜・・・あんなブットイ指でコンパチなんかされたらデコ割れるがな、と思いながらもう後に引けない感じになってしまってる。
仕方がない。ヤルか。じゃんけん負けへんかったらええんやし。
じゃんけ〜ん、ホイ!!
おしっ!ワシの勝ち!
自慢じゃないが、私はコンパチがとても上手い。
実は高校時代、友人のデコをコンパチで流血させたことがあるくらい。
(厳密に言うとタンコブが腫れすぎて皮膚が裂けた)
フフフ。覚悟しろ!その巨躯を私のコンパチで沈めてくれるわっ!
うりゃっ!!
パッチィ〜ンと乾いた音をたてて白田くんのデコのええとこにヒット。
あの白田くんがデコにデカイ手を当てて「う〜っ」て唸ってる。
相当効いたんやな。
白田くん、相当の負けず嫌いですぐにじゃんけんの体制。
じゃんけん、ホイ!
あらら、また勝った。
スマンねぇ、白田くん。ひょっとしたら流血するかもしれんよ。
ワシを恨んだらアカンよ。じゃんけんが弱い自分を恨むんやで。
うりゃっりゃっ!!
ビッチ〜ン!!
あぁ、痛そう。白田くん、唸ってます。
その後、5連勝くらいして、白田くんのデコがぷっくりと腫れてきた。
もうやめるか?の問いにノーの返事。
負けず嫌いやなぁ。大けがするで〜!!
じゃんけ〜ん、ホイ!!
あ、負けた。ワシ、負けたがな。
あのぶっとい指でコンパチかぁ。痛そうやなぁ・・・。
でもルールや!さぁ、来い!!オレも男や!覚悟決めたで!!
大きく振りかぶる白田くん。
あぁ、怖い〜!!
ぴち。
ん?終わったの?
負けてた悔しさを一気に返そうと力みすぎ、見事に失敗。
人間平常心が大事やね。
怒りに身を任せるとろくな事ないよ、白田くん。
その失敗も相当悔しかったんやろね。
すぐに次の対戦。
じゃんけん、ホイ!
あ、また勝った。すまん。白田くん。勝ってしもた。
ルールやからね。しゃーないね。手加減するのも失礼な話やし。
全力でやらしてもらいまっせ。
ブァッチ〜ン!!
うわちゃぁ・・・。会心の一撃出てもた。
痛かったやろ〜。廻りの人たちからも「めっちゃ痛そぅ・・・」と声が漏れるくらい。
もうやめる?もうやめよう?ね?
白田くんは「ノー。」
ネバーギブアップの精神。さすが元大食いチャンピオン。
伝説のフードファイター。諦めへんねぇ。
じゃんけん、ホイ!
あ、負けた。
でも安心。アイツ、熱くなってるからまた空振りしよるやろ。
カモン!かかってこい〜!!
「先生、ぼくコンパチ下手なんで違うのでもいいですか?」
(私は白田くんから先生と呼ばれています。)
なんやと〜!!そらアカンやろ!
抗議する私。
しかし、周りの声は白田くんの悲劇を目の当たりにしてるから彼に同情的。
結局、周りの声の圧力に負けてしまい、彼の意見を受け入れることに。
で、なにするの?
「背中に張り手をお見舞いします。」
・・・キミはバカか?
そんなことしてワシの呼吸が止まったらどうするねん!
大丈夫、大丈夫と言いながら彼は「天狗のウチワ」のような手で・・・
バッッッッチ〜〜〜ン!!
一瞬呼吸が止まるワタシ。
その後、何度か張り手を受け、周りの声でドクターストップ。
その時は酔っぱらってて、解れへんかったけど、いま思うとあれはただの暴力ではないのかい?
あぁ、背中が痛い。